2008-12-10 生と死 人間は死ぬが人間は死を体験しない。生がか細くなっていき消えるだけである。消える瞬間に人間の認識も途切れる。その後の静寂を人間は死と呼ぶ。 生が死になる訳ではない。秋が冬になる訳ではないとの同じである。現実に存在するのは生だけであって、死は生がない状態であり実体がない。 生は自然界で特殊な状態であって人間が死ぬとその体は自然界のより一般的な状態に戻るのである。