時間と素粒子

時間がなくなれば
温度はなくなる
温度は振動だからである


時間がなくなれば
空間は意味がなくなる
物体は時間を介してしか運動できないからである


時間がなくなれば
視覚はなくなる
いくら光が早いと行っても
時間が止まれば光も止まるだろう


時間がなくなれば
匂いもなくなる
鼻に空気が入ってこなくなるからである


時間がなくなれば
音もなくなる
振動は伝わらないからである


時間とは網羅的なものである
時間がなくなればすべての認識ができなくなる


ただ、素粒子の場合はどうだらう?
素粒子のある瞬間の位置や運動量は観測してみないとわからない
前の状態から推し量ることはできない
それは素粒子が時間という次元からフリーだからではないだろうか?
時間が止まっていても素粒子は動き回ることができるのではないだろうか?
そうだとしたら素粒子は光の早さを超えることができるのではないか?
宇宙の片方からもう片方に一瞬後に移動したと見えるのではないだろうか?
我々の世界を形作っているこの素粒子
時間から自由な存在なのかもしれない